今、日本は「財務的な効率化ベースの、災害のたびに避難し、人と人が大都市で表面だけでつながるような未来」へ進むのか、「安心・幸せのために、人と人が、地域と地域が、切れ間なくつながりあう未来」へ進むのか、まさに分岐点に立っています。

　これからの日本で主役となるのは地域です。それは昔のような中央・行政による言葉ではなく、価値観の変化を受けて地域から、若い世代を中心に盛り上がりつつあるもの。地域建設業はこの変化を捉え、「人」を確保し、未来をつくる側になることが、これからは重要となります。

　そのためには、人手不足の解消や働き方改革への対応、ＡＩなどデジタル化を進めたＤＸが欠かせません。新たな国土をつくり、地域を支えるために、未来で何が求めらているのか。今まさに取り組むべきことは何か。それらに対し、各地域の建設企業はどのような対応をしているのか――。『建設産業大予測2024』では、その分析と解説、事例をまとめました。ぜひ、ご覧ください。